アニス

アニスはセリ科の一年草で、古くから香料や薬草として利用されてきました。原産地はアナトリア半島、ギリシア、エジプトといった地中海東部地域です。

概要

開花期には花茎が伸びて高さ50 cmほどの高さにまで成長し、種のように見える果実をアニス果またはアニシードと呼び、香辛料として用いられます。西洋茴香(セイヨウウイキョウ)と表示されることもあり、香りの主成分はアネトールで甘い香りがします。果実は長さ5 mm程度で、強い芳香を持ちます。地上に出ている部分は若いうちは野菜として食用にされます。茎はセロリと食感が似ています。

利用方法

ケーキやクッキーなどの菓子類やパン、アブサンやウーゾやイエーガーマイスターなどのリキュールのほか、カレーや魚介類、鶏などの料理、クリームスープ、ソースにも使用されます。消化剤としてや、咳や頭痛を鎮めるためにも用いられます。

果実を水蒸気蒸留することで、揮発性のアニス油が得られ、香料として使うほか、少量を腹の張りや子供の腹痛の治療薬として使うことがあります。アニス油は沸点210℃の黄色の液体で、成分は90%程度がアネトールで、そのほか、カビコール、アニスアルデヒド、アニス酸、テルペンなどを含有します。

また、食用以外ではポプリの作成や入浴剤、狩猟犬の訓練、ネズミ捕りの餌などに利用される。

アニスの効果効能

アニスシードのハーブティーを飲んだり、うがいをすることで、口臭予防になります。また、口臭予防の歯磨き粉にも使われています。 消化促進にもよく、食後におすすめです。胃腸の働きを促進し、胃もたれを防ぎます。腸内ガスの排出を促したり、去痰作用や風邪や喘息の咳を鎮める作用もあります。




sunwelljp

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

Next Post

ウワウルシ

日 2月 20 , 2022
ウワウルシとは? ウワウルシは、寒冷地や高山に自生する小低木で、ウワウルシの名称は、ウワ=ウルシが由 […]

You May Like