イランイラン

 

イランイランノキは、バンレイシ科イランイランノキ属の熱帯地方に分布する植物です。樹高は10m以上になります。ブランドの香水の原料にもよく利用され、濃厚で記憶に残りやすい香りが特徴です。香りは立ち上がりが早く長時間持続します。

イランイランは、ひとつの原料を何度も繰り返し蒸留する「分留」という製法がとられており、1回目にとれるのがエクストラ、2回目がファースト、3回目がセカンド、4回目はサードと呼ばれており、徐々に精油の香りや成分が劣っていきます。

イランイランの効果

  • 不安やストレスからの抗不安作用
  • 官能的な高揚感、安心感、受容性をもたらす催淫効果
  • お肌のバランスを整える作用

不安やストレスからの抗不安作用

イランイランの香りにはゆったりとした気分をもたらす効果があります。ストレスやイライラを改善してくれることが期待されます。また、過度の緊張による過呼吸や心拍をスローダウンさせる効果もあります。

官能的な高揚感、安心感、受容性をもたらす催淫効果

イランイランの香りには喜びや官能的な高揚感をもたらす催淫効果があります。古くから、ベッドにイランイランの花びらを散りばめる習わしもあったことは、この効果が認められてきた証しといえます。それは、「酢酸ベンジル」という成分が入っているためで、これが一種のフェロモンとして働くからです。また、イランイランの成分の中には、女性に嬉しい効果が期待される「エストロゲン」という女性ホルモンの分泌を高めてくれる「β-カリオフィレン」と言う成分が含まれています。

お肌のバランスを整える作用

イランイランには皮脂の分泌バランスを保ち肌の状態を整える作用があります。消毒、抗菌作用もあるので、ニキビにも働きかけてくれます。さらに、頭皮への刺激を与えるので毛髪のケアにも効果が期待できます。

 




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