ハーブとは
ハープとは、香りや薬効があり、食をはじめとして幅広く人々に役だち、私たちの生活にうるおいを与えてくれる有用植物のことです。香りがなくても薬効があればハーブということもありますし、草だけではなく木やキノコなども含めてハーブと呼ぶこともあるようです。「私たち人間の暮らしに役立つ植物」という広い意味に解釈すれば、あらゆる植物はハーブといえるのかもしれません。
ハーブ(Herb)の語源は、ラテン語で草を意味するHerba“ヘルバ”に由来しています。ハーブについての記録はすでに紀元前5000年ごろに存在し、人類の長い歴史と共に人々はハーブを生活に取り入れてきました。
日本においても「薬草」「薬味」「野草・山菜」「香草・香木」として、個性あふれる特有の香りをもつ多くの多様な植物が生活に取り入れられる中で、その特性を活かし、料理の香り付けや保存料、薬、香料、防虫などに利用されたり、香りに鎮静・興奮などの作用があるものは医療美容目的、染料などさまざまな用途に用いられてきました。
再び脚光を浴びてきたハーブの薬効
古くから人々は植物とともにあり、人は体調を崩すと、野山にある草を症状に応じて探し出して利用してきました。まだ医学が発達していない時代から、ハーブは抗菌力をはじめとする薬効によって様々な感染症や体調不良に対処し、心身を癒し、人々の健康を維持するために使われてきました。
しかし、産業革命以降、科学の発展はめざましく進歩した一方で、20世紀に入る頃には合理性や経済性を追求するあまり、科学的に合成した薬品が世界中を席巻していきました。
野山の草花を調合して利用するハーブは軽視されていきました。このまま衰退、消滅の一途を辿るかに思えたハーブが、近年各国の医薬研究者や科学者たちから脚光を浴び始め、再びハーブに目を向け始めることになりました。
世界各地に伝承されている数多くのハーブを使用した伝統医学や民間療法が、科学の光を当てることにより、その薬効が証明されていくことになりました。薬効作用の知られるハーブはヨーロッパやアジア、のみならずインド、アメリカ大陸においても数千種も存在しているといわれています。そしてこれらのハーブには薬としての成分が含まれていることが実証され、その成分を分離して利用すれば、合成的につくられた薬品を使うよりもずっと安全で効果があることもわかってきました。
これらのハーブ類は「メディカル・ハーブ」と呼ばれています。時を超えて再びハーブの薬効が見直されてきたのです。
また、ハーブは身体だけの効果ではなく精神に大きな影響を与えることはよく知られており、長い間実験が重ねられ、その精神的効用が立証されてきたのです。アロマコロジーということばをご存じでしょうか。アロマコロジーとは、植物から摂れた香りを意味するアロマaromaと、心理学を意味するサイコロジーpsychology、生態学を意味するエコロジーecologyを合成したもので、ハーブから作られた精油や香料などの有用性を科学的に実証することを目的とした“香りの生理心理的効果”を研究する研究です。人がラベンダーの香りをかぐことで、リラックスしたときにみられるα(アルファ)波などの脳波が多く出たり、レモンの香りによって集中力が高まるなどの効用が確認されています。
このように、科学的な研究によって支えられた知見を活かし、人々の健康で快適で豊かな生活を実現させるために、広く香りの効果を活かし、人間環境のなかに香りを取り入れる、 “香りの活用術”がアロマコロジーなのです。
どんどん広がるハーブの世界!
「食べる」「飲む」「香る」「美しくなる」「料理に添える」「お風呂に入れる」「美容に使う」「お花として飾る、育てる」など、ハーブという植物には様々な暮らしへの取り入れ方や楽しみ方があります。
ハーブを使ったボディーケア
- スキンケア
- ヘアケア
- 口腔衛生
- ハーブサプリ
- アロマ
- 精神衛生とリラックス
ハーブを使った料理
- ・パイス、香辛料としてのハーブ
- 保存防腐作用
- ハーブティー
生活
- 染色
- 防虫
- 香りづけ
- ガーデニング
ハーブの活用法はまだまだあります。いろいろなアイディアでハーブの活用法どんどん増やしてみてください。
ぜひこの機会にハーブの活用法を知ってご自身の暮らしに取り入れてみませんか!ハーブワールドではハーブに関する様々な情報や、ぜひ生活に取り入れたい素敵な商品をご紹介していきます!みなさんの毎日がハーブの様々な活用方法でワクワクした暮らしになりますように!