アイブライトとは、ゴマノハグサ科の一年草で、古くから目の健康に役立つハーブとして知られています。乾燥させてハーブティーとして飲むことが多く、目の充血や粘膜の炎症を改善したり、疲れ目やアレルギー、花粉症などへの効果が期待されています。
アイブライトは、「輝く目」を意味し、綿毛に覆われた半寄生植物で、イネやスゲ、カヤツリグサ科の植物の根に依存して成長します。20cmくらいの小さな植物で、鮮やかな緑色をした楕円形の葉を付け盛夏から晩夏にかけて白あるいは黄味がかった薄紫色の花を咲かせます。原産地はヨーロッパです。
アイブライトに含まれる成分
アイブライトには、アウクビン、ケルセチンやアピゲニン、タンニンなどのフラボノイド類の成分が含まれます。アウクビンとは、炎症を抑える作用があるといわれており、結膜炎などの眼疾患を予防する効果を持ちます。ケルセチンは、毛細血管を強化し、血流を改善する効果を持つほか、抗炎症作用を持つといわれております。
アイブライトの利用方法
アイブライトは、ハーブティーとしての利用が一般的です。さわやかでクセのない風味のアイブライトティーは風邪やアレルギーによる目のかゆみ、鼻水などの症状を緩和する効果があるといわれており、とくに花粉症の方におすすめです。
また、目にかゆみがあるときには、アイブライトを使用した洗浄液で目を洗うことで症状がおさまるといわれています。
アイブライトの効果
眼精疲労を改善する効果
アイブライトには眼精疲労を改善する効果があります。また、肝臓を保護する効果があると考えられています。肝機能が活性化することで、解毒作用が活発になり、虚弱体質が改善され、目の機能を改善すると考えられています。
アレルギー症状を緩和する効果
アイブライトに含まれるケルセチンは、ヒスタミンを抑制することで抗炎症作用を示す成分です。ヒスタミンとは、細胞内で合成される、かゆみや痛みの原因となる化学物質です。アイブライトにはアレルギーを抑制し、症状を緩和する効果があるといえます。